2016年7月11日、出版社の皆様・日販さんのご協力をいただきながら ブックサキッポ第3回を行いました。

今回、初めて参加いただいた皆様、また前回、前々回に引き続きご参加いただいた皆様ありがとうございました。
 

今回も当日、お話したことをまとめてみましたので、何かお役に立てば幸いです。
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前回、会の終了後に数多くのご質問をいただいたため
今回は『ご質問・ご相談』をまずお伺いすることに。

まず最初の質問は、BLのスタッフさんが既婚者の方で
棚の管理をまかせているが、突然辞めることもありえるので
売り方・売れる商品の指針などがあれば、という男性の店長さんからのご質問。

個人的には男性の店長さんががんばるより前任者が辞められたら女性のスタッフ(BLが好きであればなお良し)を採用してその方に担当していただくのがいいと思います。売り場を触るのは女性の方がお客さまも安心して本を選ぶこともできるかと思いますので。売り方、指針は情報ネットによる情報収集と他店の担当さんと仲良くなる、出版社さんに教えてもらう、などが早道かと思いますのでそのあたりを担当さんと共有することが大事かと思います。


次に消化率・返品率のコントロールが難しいというご相談。
前巻の販売数をそのまま配本希望数として登録、または動きを見ずに、前回販売数より部数が少ければ即発注をしているのでは?と思いました。

僕の場合、前巻が30冊以上販売した銘柄はあらかた前回の実売の70%~80%
で配本希望を出し、様子を見て追加を行うのがほとんどです。

こうすることにより販売数の多い銘柄の消化率を上げ、1巻目をしかける際に
新規の1巻目の消化率が悪くとも、全体的にみると問題のない状態を維持させています。

また、実績配本で本が配本されるお店も行うことは同じです。
実績配本の場合、1巻目は0冊、1冊配本もざらでしょう。
そうなると追加で売れば消化率も上がり、業績が良くなれば取次さんに対して交渉しやすくなります。
即、効果がある施策はありません。
焦る気持ちは重々承知していますが

丁寧に信頼や実績を重ねることが大事だと思います。

ここで特に質問はないということで次に
出版社5社の営業さんが参加いただいたので
各社のオススメの1巻目をプレゼンしていただきました。

1巻目を売るということは以前にも、お話しましたが
出版社さんにとっても書店にとってもお客様にとっても
重要です。実際、数多くの書店が1巻目を売れてから初めて気が付いて慌てて発注。

ただ何冊頼んでいいのかわからない、ということになっています。
それでは遅いので発売前に1話目を読んで魅力を理解したうえで
配本が少なければ取次さん、出版社さんにお願いして追加を取る必要があります。
ここまでは以前にもお話し、実際参加者の方の数多くの方が1話目を読む、ということを行うようになってくれました。

そして実際に出版社さんに電話したかというと、どうもみなさん出版社さんには電話しておらず、よくよく伺うと、怖い・苦手・電話して怒られるかも・品切れだったらどうしよう・そもそも電話っていつするの?などネガティブ発言のオンパレード。

それじゃあ、みなさんには電話を克服してもらおうかと。

そこで次回、4回目は『出版社さんに電話をしよう』のテーマでみなさんにはその場で出版社さんに電話をしてもらいます!

もしもの時は宮川がお電話を変わるので、この機会に苦手意識を克服してもらえれば、と思います。

電話をするので各自、携帯電話・スマホをお持ちください。定額サービスに入っていない方は宮川の電話をお使いいただいてもかまいません。

また、今回、お店で品切れ、または新規で注文したいコミックの銘柄をメモしてお持ちください。

開催日時は
来週、金曜日の10/14、
15:00~17:00に行ないます。
場所はJR長岡京駅前 バンビオ1番館 学習室2(JR長岡京駅下車徒歩3分)

参加希望の方はbooksakippo@gmail.com
までご連絡ください。

どうぞ、よろしくお願い致します。

早くもビビッている方がいらっしゃるとお伺いしていますが、ここで克服しなければ、この先も克服できないような気がします。

きっと慣れてしまえばどうということはないのでぜひ自信のない方はぜひご参加くださいませ。